こんにちは、Dr.Kです。
コロナを防ぐために大切なこと
第6回目は
「自分で考えて行動すること」
次回の「情報に振り回されない」にも
一部重複する内容かと思いますが・・・。
基本的には、前回までの内容をしっかり
(第一回から5回までのお話し)
理解していただければコロナウィルス
(COVID-19)のパンデミックを
乗り越えることが出来ます。
もちろん完全に感染を防ぐことは出来ません。
しかし、これまでにお伝えしたことを
日々気を付けて/意識してやっていれば、
重症化するリスクは極端に下がります。
今回は「考えて行動する」と言うことですが、
「イヤイヤ毎日考えて行動してるよ!」と
思っていらっしゃるかもしれませんが。
しかし実は多くの人が、
習慣に伴う惰性で、
受け取った情報を
そのまま思考せずに「反射的に反応」
してしまっていることが多いのです。
しっかりと自分の頭で考えることが、
今以上に求められている時代はありません。
最新情報は自分でキャッチする
情報を大量に記憶する能力は、
確かに素晴らしいのですが、
コンピューターの情報処理能力と
ネットワーク技術が発達した現在、
知りたい/確認したいと思ったことはすぐ!
ネット検索すれば、あなたに必要な情報は
最新のものを入手することが出来ます。
もちろん頻繁に利用する情報は
自然に記憶に残っていきますので、
それを覚えるなと言うつもりはありません。
むしろ大量の情報を選別し触れている間に、
頻繁に触れる自分にとって必要な情報は
自然と頭の中にある程度残ってきます。
そして今までにお伝えしたこと以外にも
様々な情報に触れる機会が多いかと思います。
惰性で情報を受け続けてはいけない
いろいろな情報に触れるたび、
あなたに自分で考える習慣が無いと、
短絡的に信じてしまいます。
例えば)
「東大の〇〇博士」と書かれていたら、
東大のどの分野の研究者や医師で
どの分野について語っているのか?
などを冷静に考えたり調べたりする前に、
「なるほど!」と信じ込んでいませんか?
例えば)文学部の教授が
相対性理論について語っている場合…。
(極端な例えではありますが)
実はその教授が元々理工学部出身で
相対性理論についての論文を書いていて、
博士号を取っていた。というだけでなく、
何とその人は文学でも素晴らしい実績があり
文学部の教授になった!・・・
と言う経歴でも無ければ?
信頼性が高いとは言えないでしょう。
どの情報が正しいかを取捨選択するべき
と言うお話は、また明日しますが、
専門家だと信じてよさそうな人が、
難しい顔で難しい言葉を発していたら、
話が難しすぎて聞く気になれない・・・。
なんてことはありませんか?
「○○とは」で調べてみよう
コロナ発生からこれまで毎日のように
メディアに専門家が登場していますよね。
専門家はメディアに出て来る人に限らず、
「専門用語を使って専門的な思考をする」
ことを日々行っていますので、
専門用語を一般的な用語に置き換えて
わかりやすく話すことが苦手です。
意識してわかりやすく話そうとしても、
その分野では説明する必要が無い様な
専門家にとっては基本的知識の場合・・・
その用語を使って解説してしまうことが
非常に多いのです。
今回の新型コロナウイルスの場合でも、
メディアに出てくる専門家達が使う用語は
医師や医療従事者には理解できますが、
もし情報番組などでの解説がなければ、
医療や化学と全く関係ない分野の方々には
ただただ難解な専門用語の羅列にしか
聞こえなかったことでしょう。
ですが、情報番組などで得た専門用語を
もっと調べたいと思った時には、
まずは自分でも調べてみましょう。
現代の環境では、
小中学生レベルでわかりやすく説明した
記事や動画もたくさんあります。
「○○とは」や「○○ 初心者にも分かる」
などと検索してみて下さい。
専門家に聞いてみよう
もちろん近くに専門家がいて聞ける場合は
すぐに聞いてしまうのも良いかと思いますが、
「基礎知識を自分で調べる」と言う習慣は
専門家に聞く際にもとても役に立ちます。
ですからもし、本当に知りたいことであれば、
まず基礎知識をネットで調べて理解しておく。
そしてその際にどうしても分からなければ、
専門家に聞いてみればよいのです。
「〇〇について調べたんですが分かりません。
教えて下さいますか?」
自分の専門分野に興味を持ってもらい、
この様な質問をしてくる相手に
悪意を持つ人は基本的にはいないでしょう。
きっと喜んで教えてくれると思います。
そして学んだことや教わったことも、
是非調べてみてください。
説明する人によって
その内容も微妙に違ったりしますから、
より理解が深まることでしょう。
バランスが大切
COVID-19が流行し始めてから、
極端な情報が飛び交うことも珍しくなく。
「え!?そうなの!?」と戸惑うことも
あるかもしれません。
「今までの常識を全否定する情報」は
すぐに信じない様にしましょう。
「情報源」と「内容のバランス」を確認し
自分で考えて判断をする癖をつけるべきです。
今は行動しないことが
必要なのかもしれません
日本国内の感染者が増え続ける中、
不要不急の外出を控えるように、
政府や行政から自粛要請されていますよね。
出かけようと思った時、
人から誘われた時、
本当に行かなければいけないのか?
充分に考えてから外出しましょう。
どうしても会いたい人もいるでしょうし、
どうしても行きたい場所もあるでしょう。
ですが、
今は我慢して行動しないことこそが、
最優先されるべきなのではないでしょうか?
イタリアのコンテ首相の言葉を
添えておきます。
「明日もっと熱く抱き合うために、
今日はお互い距離を置こう」
ストレスを抱えながらも、
今じっと家にこもって我慢しているのは、
あなたのため。
そしてあなたの大切な人のためです。
行動するべきこと/すべきでないこと
自分で考えていきましょう。
変えていきます。出来ることから1つずつ
やっていきましょう。