コロナを防ぐために大切なこと
第7回目は
「情報に振り回されない」こと
基本的には第6回目のお話し
「自分で考える」習慣がついていれば、
情報に振り回される危険性はかなり減ります。
健康についてもそうですが、
「大切なのはバランス」です。
中庸が大切と言っても良いでしょう。
極端な理論や情報はどこかに歪みがあります。
そしていつか破綻します。
特に長年受け継がれてきた既存理論を、
（自分の経験と知識を）根底からガラッと
変えてしまうような場合には要注意です。
また「ゼロから経験的に作り上げた理論」も
特定の経験においては成立するかも知れません
・・・が、他の方の環境や状況に必ずしも
適合するとは限りません。
最近の健康本などによくある
「○○が治った！」
「○○ハッキング健康法！」
などが典型的です。
著者に合うやり方を取捨選択した経緯や
その結果習慣として残ったものが
記録として書かれていることが多いです。
ですが著者以外の人に合うかどうかは
誰にも分かりません。
本を買った本人がやってみない限り
再現性があるかどうかは分からないのです。
「〇〇がコロナに効く！」に要注意
特に今は「〇〇がコロナに効く！」
なんてキャッチには要注意ですね。
「医薬品なら別」です。
多くの場合は特定の食品の効能について
（たとえばトマトなど）ですね。
もちろん動物実験やシャーレの上での実験では
効果はあるかも知れませんが、
普段生活している環境や普段食べているものは
人それぞれ微妙に違うものです。
なのにその食材だけの食べる量を増やすことで
効果があるかどうかなんて、
常識的に考えても調べようなんてない。
まぁそもそもどれも栄養のある食材ですから、
基本的に害が無いのもまた問題なのですが。
そういう情報がメディアで流されるたびに、
スーパーやドラッグストアから数日の間、
特定の商品が飛ぶように売れてなくなる。
「意図的に作られた流行」が何度
起きてきたことでしょうか？
大抵の場合は、短期で良いので
売上を挙げたいスポンサーによる
マーケティングであることがほとんどです。
COVID-19に関しても
様々な情報が飛び交っています。
これらのほとんどは第6回目の
「自分で考える」ことを行っていれば、
信ぴょう性などはある程度評価出来ます。
また人々の不安が高まった災害時や
今回の様な非常事態において、
共感を誘うような文面の最後に
できるだけ多くの親しい方々に
伝えてあげて下さい
できるだけ多くの人に
拡散してあげて下さい
と言う文言がある場合、
信頼性はほぼゼロと思って下さい。
単に人々を混乱させて喜んでいるだけです。
以前はこの様な内容のメールなどを
大量に拡散させることで、
ネットワークの負荷を高めて
システムダウンさせられたのですが、
残念ながら時代が違います。
今は2時間程度の映画がたった数秒で
ダウンロード出来る時代です。
そして５G（第5世代）通信規格すら
実用化されつつある時代であるのに、
文字情報を多少拡散させた程度では
システムを破綻させることなど出来ません。
ただの快楽犯でしかないのです。
そんな快楽犯人からのチェーンメールは
単なるゴミ情報だと思って、
例え内容に共感したとしても拡散はせず
ゴミ箱に捨てていきましょう。
コロナウィルスによって
混乱している世の中だからこそ、
パニックになることなく平常心で、
あなたとあなたの大切な人を守りましょう。
変えていきます。出来ることから１つずつ
やっていきましょう。
