こんにちは、Dr.Kです。
コロナを防ぐために大切なこと
第三回目は「3つの密」について
三密とは:仏教や密教においての仏の3つの行為
身 | 身に印を結び |
---|---|
口(く)(言葉) | 口に真言を唱え |
意(心) | 意に本尊を観ずる |
行動と言葉と気持ちが一致していることが大切、
という意味で、「身口意」とも言われます。
実は「三密」と言う言葉は、コロナ発生以前から
この様な形でありました。というご紹介だけです。
(・ω・)ノ雑談はこれでおしまい。
コロナ対策のための「3つの密」
最近話題になっているコロナ対策の為の「3つの密」
はココからです。
「3つの密」は、感染症対策全般において
とても有効なことです。
今までの感染クラスター(感染者がいた集団のこと)
を解析したことで
密閉 | 換気されない密閉された空間 |
---|---|
密集 | 大人数が近距離に密集した状態 |
密接 | 至近距離で会話したり呼吸が荒い状態であること |
「密閉/密集/密接」の三条件が
COVID-19の伝播には重要という仮説がでました。
その為感染防止には「密閉/密集/密接」の三条件を
重複させないことが必要だと言われています。
「3つの密」が重なるとダメ?
なぜでしょうか?
いままでの常識では、
接触感染対策でご紹介した様に
接触感染 | 環境表面に付着した粒子が手指などを介し粘膜に付着する |
---|---|
飛沫感染 | 体液の「しぶき」が付着する |
空気感染 | 空気中や環境中にある乾燥粒子を吸い込む |
感染症の広がりには、上の3通りがあります。
しかし中国で、COVID-19は空気伝播に準ずる
「エアロゾル感染」をすると言われました。
しかし「エアロゾル感染」は、かなり特殊な状況
・・・でしか発生しないので、
感染者治療をしている病院の医療従事者にとっては
重要なことはありますが、一般人の感染に関して
説明するモノではありませんでした。
そして最近言われる様になってきたのが、
飛沫伝播に準ずる「マイクロ飛沫感染」です。
飛沫感染のこれまでの常識
大きな飛沫は感染者の1m以内に落下
小さな飛沫は感染者の2m以内に落下
飛沫の落下距離はそう定義されてきたので、
2m離れていれば「飛沫感染」は防げる。
これが飛沫感染対策の常識でした。
・・・ところが!?
これまでの飛沫感染の常識では
説明できない感染例が!?
マイクロ飛沫を想定してシミュレーションをすると
感染者の口からクシャミで出た飛沫が、
20分以上浮遊する
と言う状況が作り出されたのです。
それであればクラスター内で
近接していなかった人同士の感染があったことも
説明が可能になるのです。
そしてマイクロ飛沫感染を防ぐためには
「換気」がとても重要なことも分かっています。
それと共に「マスクの着用」もとても大切
自分が話す際にマイクロ飛沫の発生を抑制
他人からの飛沫も最小限に!止められる
からです。
だから!
「3つの密」に気を付けましょう
どうしても会議などで「密閉空間に複数人が同席」
しなければいけない場合には、
定期的な換気をする
人と人の距離を十分に保つ
近距離での会話や
呼吸を荒くする様な状況にしない
これらが重要になるのです。
政府や専門家が繰り返し言っている「3つの密」は
そういうことなのです。
「3つの密」常に心掛けて、
自分の身は自分で守る習慣をつけましょう。
変えていきます。出来ることから1つずつ
やっていきましょう。